クレアチンリン酸の生成と高強度への対応

こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。

エネルギーを生み出す上で、必ず最初に関わってくるもの

クレアチンリン酸について考えていきたいです。

運動をする時に、徐々に筋肉の収縮力が衰えてくるのがわかるかと思います。

この収縮の衰えというのは、ADPと無機リン酸が蓄積した結果で起こるものです。

無機リン酸というのは、ATPやクレアチンリン酸が分解された時に生まれてくるものですね。

エネルギーを生み出すのに必要なATPですが、これはたくさん貯蔵できません。

たくさん必要になってくるのにも関わらず体内に少ししか貯蔵できないのです。

このATPというのは、貯蔵しておくものではなく、必要時に作ります。

そこでATPよりもう少し貯蔵できるのがクレアチンリン酸。

このクレアチンリン酸がクレアチンとリン酸に分解されれば、ATPが作れます。

※クレアチンリン酸の貯蔵量はATPの約4倍

※ATPの筋肉内の濃度:10mmol/kg、クレアチンの筋肉内の濃度:40mmol/kg

クレアチンリン酸の特徴は何と言ってもすぐにATPを生み出せること。

このクレアチンリン酸はどのようにして貯蔵されるのでしょうか?

それは、ミトコンドリアによりATPが作られ、それがクレアチンリン酸に変換されます。

ATPを生み出すには、基本的に酸素を材料にして糖質や脂質によりつくられるので、

クレアチンリン酸は酸素を貯めているという考え方もできます。

酸素、糖質、脂質 → ATP → クレアチンリン酸

↑このような流れでクレアチンリン酸を生成し貯蔵している

これでわかったことが、クレアチンリン酸からATPを生み出す際、酸素がなくてもATPが再合成されエネルギーを放出できるということ。

このおかげで、私たちは高強度の運動が瞬時にできるのです。

このクレアチンリン酸が体内になくなると、

実質酸素が不足する → 無機リン酸が蓄積される → 疲労と感じる

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