こんにちは!
キャリアアドバイザーの井上裕司です。
「転職=怖い」は普通の感情です。
はじめての転職は、不安や迷いがつきものです。
「この選択は間違っていないか?」
「もっと他に良い会社があるんじゃないか?」
「転職して後悔したらどうしよう…」
そう思って一歩踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
しかし、正しい準備と視点を持てば、転職は人生の大きなチャンスになります。
本記事では、「はじめての転職で失敗しないために知っておきたいコツ」と「後悔しない職場の選び方」をお伝えします。

転職で失敗する人の共通点とは?
まず知っておきたいのは、転職で「失敗した」と感じる人には、いくつかの共通点があります。
● 条件だけで選ぶ
給与や勤務地などの“数字”だけで判断してしまい、実際に働く環境や人間関係、企業文化とのミスマッチに苦しむパターン。
● 自分を知らないまま動く
「今の仕事が嫌」という理由だけで転職し、自分の適性や価値観を見つめ直さないまま転職先を決めてしまう。
● 情報収集不足
転職サイトの口コミを見ない、会社見学や面談での質問が浅いなど、事前調査が不十分なまま入社して後悔するケース。
後悔しない転職のために必要な「3つの視点」
転職を成功させるためには、以下の3つの視点が欠かせません。
● 自分の「軸」を持つ
まずは「何のために転職するのか」「自分が大切にしたい価値観は何か」を明確にしましょう。
たとえば:
ワークライフバランス
成長できる環境
社風や人間関係
やりがい など
これがブレない限り、多少の困難があっても後悔のない選択になります。
● 長期目線で考える
「今」だけを考えて選ぶと、またすぐ転職したくなります。
5年後、10年後の自分がどうなっていたいか? そのキャリアを築ける環境か? を基準にすると、自然と判断がしやすくなります。
● 自分から動いて確かめる
面接は「選ばれる場」ではなく「見極める場」でもあります。
会社の雰囲気、上司となる人の考え方、働く現場の温度感は、質問や会社訪問で自分の目で確認しましょう。
「失敗しない会社選び」の実践チェックリスト
転職先を選ぶときには、次のような視点からチェックしてみてください。
✅ 社員の定着率はどうか?(離職率が高すぎないか)
✅ 面接官の対応は誠実だったか?
✅ 質問に具体的に答えてくれたか?
✅ 評価制度や昇給の仕組みが透明か?
✅ 社内の雰囲気は自分に合いそうか?
✅ 「この人たちと働きたい」と思えるか?
数字では測れない“空気感”が、長く働くうえで非常に大切です。
はじめての転職だからこそ「時間をかけて」よい
転職市場では「早く決めないと求人がなくなる」「年齢が上がるほど不利」といった情報が飛び交いますが、焦って決めるのが一番の失敗です。
はじめての転職だからこそ、「じっくり選ぶ」「しっかり学ぶ」ことを大切にしてください。
転職活動を通じて、自分自身を見つめ直し、スキルを棚卸しすることで、本当に自分に合った道が見えてきます。
それでも不安なときは「誰かに相談する」
一人で悩んでいると視野が狭くなります。
信頼できる先輩、転職経験者、または転職エージェントに相談することで、選択肢が広がることも。
※ただし、エージェント任せにしすぎず「自分で選ぶ」意識を持つことが大前提です。
おわりに|「人生を変えるのは、行動した人」
転職は、人生の分岐点です。
不安やリスクはつきものですが、それ以上に得られるものも大きい。
「今のままでいいのか?」と迷い始めたあなたは、すでに最初の一歩を踏み出しています。
後悔しない転職とは、「自分で選んだ」と胸を張れる選択。
そのために、焦らず、情報を集め、自分と向き合う時間を大切にしましょう。
※この記事は、パーソナルトレーナー育成スクール講師・キャリア支援担当として、転職・独立相談に対応してきた筆者が執筆しています。
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