クエン酸は本当に疲労回復に必要か?①
こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。
クエン酸って知っていますか?
おそらく一般の人でも聞いたことあると思います。
世間一般の知識として『疲労回復』の効果があると伝えられているかと思います。

クエン酸と疲労物質との関係
クエン酸は疲労物質を生み出すのを防いでくれる。
もしくは、疲労物質を素早く除去してくれる。
このようなことからクエン酸には疲労回復に効果があるように言われています。
実際には、疲労物質の代謝を変化させるという効果はほとんどありません。
クエン酸が疲労物質を除去するから、回復するという間違いは明らかになっています。
運動したら疲労物質は溜まります。
運動後約1時間でこの疲労物質は低下してきます。
もしクエン酸が疲労物質を除去する効果があるのであれば、運動直後に摂取した場合のみ効果があるということになり、運動して数時間後にクエン酸を摂取しても全く意味がないはず。
通常、クエン酸を摂取したら疲労回復と言われているのは、運動直後のではなく、それ以外の時間帯で疲労回復と信じて摂取する場合がほとんどであります。
運動直後以外の時間帯にクエン酸を摂取して、疲労が回復した感じがするのであれば、クエン酸効果で疲労物質が除去されたこととは全く関係がないと言えます。
・疲労というのは疲労物質(乳酸など)が溜まっているから
・クエン酸は疲労回復に役立つ
・クエン酸と疲労物質は代謝が変わるほどの関係がある
このような解釈が存在しているから、クエン酸は疲労物質を除去する効果があると伝わってしまっている可能性があります。