除脂肪ダイエットとは?健康優先メソッド解説!
こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。
ダイエットを進めていく上で、どういう風に進めていけばいいのか分かりますか?
いろんな方法や考え方があり、どれが正しいんだ~ってなってませんか?
もちろんダイエットって答えが一つではないのですが、健康を害してしまうケースがほとんどなんです。
全てを否定するわけではないのですが、
私の思う理想のダイエットというものがあるのです。
健康になるためのダイエット
まずダイエットとはどういう意味なのでしょうか?
ダイエットって外来語です。日本語で何というか知ってますか?
みんなに質問すると「減量?」っていうんです。実は日本語で食事って意味なんです。
もっと正確にいうと”適切な食事”
ダイエット明日からするから「食べないぞ!」っていうのは間違っていますよね?ダイエットというのは食べることなので、まずはここを理解しておくことですね。
ダイエットとは”食事”と話してきましたが、でも、求めているのは”減量”じゃないですか?
減量するというのは、体重を減らすことだという認識の人が多いでしょう。
じゃあ何を減らしましょうか?本当に体重ですか?本当は体重じゃなくて、余分なところを削ることなのでは?
求めているのは本当は体重を減らすことではない?
僕は、カウンセリング時「体重何kg落としたいですか?」とお客様に聞きません。見た目なんじゃないのかな?と思っているわけです。余分なところとはどこでしょう?
体脂肪ですよね?
人によっては筋肉が余計という人もいるかも知れないが、「究極に細くなりたいんです…」「昔部活やっていて、そのころの筋肉がついたままで太いんです」とか、
体重=筋肉+脂肪+その他
これは体重の内訳です。筋肉を減らしてしまうと、痩せやすい体質作りではありません。やはり、体脂肪を減らすことを考えるべきではないでしょうか?”その他”というのは、水分とか骨とかですね。
筋肉量が減ったら体重は減ります。
それでいいんですか?という話です。「それでもいい!」という方でも、健康で痩せやすい体質作りではないことを理解してもらいたいですね。
筋肉量を維持もしくは増やすという考えを押し付けることは良くないので本当にお客様がどう考えて望んでいるのか?というのを私は一番大切にしています。
説明しても、「いや、筋肉減らしたい!」というのであればしょうがない💦
”その他”の「水分を落としたい!」っているんですよ?むくみとかを気にする人。全然水飲まないんですよ?
逆効果ですからね?
除脂肪とは?
除脂肪というのは、文字通り脂肪を取り除くことです。体脂肪のみ減らすこと。
筋肉を維持しながら脂肪のみ落とすことに成功すれば、健康的に痩せていくはずです。
筋肉を減らさず、残すのであればトレーニングは必須ですね。トレーニングせずに食事制限のみに頼ってしまうと、もちろん筋肉は減っていきます。
人の価値観によって「綺麗に痩せる」は違ってきます。ただ細ければ「綺麗だ!」という考えの人はいるので、人それぞれではありますけど結局は、その人がどう思うかですね。
ボディーコンテストに出場している人を「綺麗だ!」というのは、人によっては違うのかもしれないということです。
ただし、健康を害してまでその「綺麗」というのを目指すのか?と言われると正直オススメはできません。
健康を維持しまがら、もしくは向上させながら脂肪を減らしていくというところを目指して頂きたい。さすがに「不健康でもかまわんよ!」という人はなかなかいないとは思いますけどね。
過去にダイエットして、失敗したと感じた方に聞いてみたところダイエット中ずっと「不健康だった」というのです。
筋肉量を維持しながら脂肪のみを落とすという考えですね。意外とこれ、分かっていない方が多かったです。筋肉を維持するのであれば、
【筋肥大するつもりでトレーニングする】
ということなんですよ。「そんなことをしたらマッチョになってしまうのでは?」と本気で考えている方は結構います。そのつもりでやらないと維持できないということですよね。
ただし、低栄養状態の場合のみに当てはまります。高栄養状態だと、筋肥大する方向にいってしまいますので、あくまで、低栄養状態というのがベースになります。
とにかく”重さ”を扱っていく必要があり軽い重さで適当にやっていても、筋肉というのは落ちていく方向に向かってしまうのです。
ある程度キツイ思いをしなければいけません。むしろ、「どんどん重量を増やしてやろう!」という気持ちやらないと維持はできないということです。
👇筋肥大に有効な刺激について、下記をクリック!
POF法・分割法 理想のボディーを目指す ←上級編
ダイエット中でも筋肥大する可能性がある?
低栄養状態だと、筋肥大は基本的にはおこりません。
ただし、”筋トレしたことがない人”、”筋力レベルが低い人”は、ある程度は肥大します。
食事制限しているのに筋肉量が増えたというケースはいくらでもあります。初心者ではそういうケースはありますが、必要以上に発達するか?と言われるとしません。
普通のレベルまでもっていける程度です。そのぐらいあったっていいじゃないですか?むしろ無いと、本来は困りますからね。
「これ以上太くしたくないんです!」といいますが、まずは一旦脂肪のみを落としてみましょう。
仮にのお話をしますが、1kg脂肪が減って、1kg筋肉量が増えたとしましょう。体重は変わりませんが、実は体積は減っているのです。
“比重”が関係しているのですが、同じ重さでも大きさが違うってありますよね?
例えば、1kgの発泡スチロールと、1kgの鉄どっちが大きいですか?
当然、発泡スチロールです。つまりそういうこと。一旦落としてみて、それでも「まだ細くしたいんです!」というのであれば、極論にはなりますが、そこから筋肉量を減らせばいいんですし💦
一旦脂肪を落としてから、考えてみてはどうでしょうか?
減量の期間
減量というのは長期的な計画が必要です。「一ヵ月で10kg痩せました!!」と、SNS等で発信している人を見かけますが、これ、なんの自慢にもなりません…体重を落とすだけなら結構簡単です。
筋肉量を維持しながら脂肪だけを落とすことが凄く難しいんです。
だいたい半年間くらいかけて行うのがベスト。短期で急激に体重を落としてしまったのであれば、脂肪だけではなく筋肉量も減っている状態なので、ゆっくり落とすことですね。
ただし、半年より長い期間の減量はオススメしません。
やはりその場合でも筋肉量は減ってしまいます。ずっと長い間低栄養状態が続くということはずっと栄養失調が続いている状態に近いので健康にもよろしくないですね。
減量は半年で一旦区切りましょう。
脂肪はどのくらい動いたら減る?
よく有酸素運動して、「〇kg痩せた!!」と喜んでいる方多いですよね。
そんな簡単には減らないぞ!と言いたい…「たかが1kg体重減らすなんて簡単だ!」と思うかもしれませんが、
脂肪1kg落とすのに約7200kcal消費する必要があるんです。
簡単じゃないですよね?7200kcalですよ?とんでもないカロリーじゃないですか?有酸素運動だけで「痩せる!」という方にこれ一度見せてください。
例を出しますが体重60kgの人が、フルマラソン(42.195km)を5時間かけて走った場合、約2800kcalエネルギーを消費します。
どうでしょうか?まだ脂肪1kg減ってないですよね?2回フルマラソン走っても脂肪1kg減らないんですよ?有酸素運動で痩せようってあまり思わない方がいいのではないでしょうか?非効率ですよね?
体重によってカロリーは変わってきます。重ければ重いほどカロリーを使います。女性でもっと軽い人はもっと走んなきゃ駄目ですね…
“除脂肪ダイエットとは?健康優先メソッド解説!” に対して2件のコメントがあります。