タイトジャンクションを守ろう!花粉症を栄養で改善しよう!
こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。
花粉症で悩まれている方、非常に多いのではないでしょうか?
どういうふうに花粉症に対してアプローチできるのか考えたいと思います。
花粉症ってなに?
花粉というアレルギー物質に対する抵抗反応が起こっているわけです。
このアレルギー物質に対する抵抗反応というものが、
過剰におきすぎてしまうことによって、鼻水はくしゃみなどが止まらなくなっていくということです。
このアレルギー物質に対する身体の抵抗、免疫反応がおこりすぎてしまっているという状態です。
これ自体は悪いことではありません。
ただ、当然そのアレルギーが身体の中に入ってきてそれに対して過剰な反応するということは、
過剰というところが良くないところです。
つまり、このアレルギー物質というものを蓄積せずに、過剰に反応しない身体作りをしていけば良いということになります。
花粉症は、アレルギーという部分と、炎症です。
身体がアレルギー物質に対して、おこしている炎症なんです。
風邪の菌が身体に入ってきて、その風邪の菌を倒すために発熱すると思います。
それにちょっと似てるんです。熱ではなくて、くしゃみや鼻水が出るんです。
花粉症の方にオススメする食生活とアプローチ
乳製品・小麦粉を減らして頂きます。
・乳製品に含まれている80%を超えるたんぱく質のカゼイン
・小麦粉に含まれているたんぱく質の一部分であるグルテン
このカゼインやグルテンというのは、アレルギー物質です。
安全とは言いけれないものです。
私の数多くのお客様に食事指導をしていくなかで、乳製品と小麦粉を摂取しないことにより体調が改善したというフィードバックを多く頂いております。
人間の身体というのは、小腸があって、この小腸に柔毛というものが生えています。
アレルギー物質が、小腸に入ってきたときに、分子が大きいのではじいてくれます。
逆に分子の小さいものが入ってきたときに、毛を生やすことで体積を増やして、もれなく栄養素を吸収するという仕組みなんです。
柔毛の中には、もっと小さい微絨毛というものが生えています。
この小腸にグルテンが入ってくると、この柔毛を潰します。べちゃーっと引っ付くんですね。
グルテンってなかなか吸収されないんです。
この引っ付いた時間が長すぎると、炎症が起きます。
柔毛と柔毛で構成されているタイトジャンクション。細かい分子だけを通すための通り道です。
この通り道を壊してしまうんです。
やがて、この通り道がどんどん広がってしまう。
これを、リーキーガット症候群といいます。
花粉を初めて吸った時、花粉症の症状がすぐに出た方ってほとんどいないと思います。
身体の中に毎年毎年蓄積されてきて、あるタイミングでこの蓄積量がある一定の基準値を超えたタイミングで急にアレルギー反応が起こってきます。
これを遅発性アレルギーといって、蓄積していくものなんですね。
遅発性アレルギーになる最たる物質というのは、鶏卵です。
※鶏卵は質の高いものを選ばなければならない
グルテンやカゼインはどんどん身体の中に蓄積されていき、やがてリーキーガット症候群になってしまう可能性があります。
そうなると、今まで通れなかった分子が通れてしまう。
風邪の菌やウイルス、もちろん花粉も進入してきます。
これが、蓄積されてやがて花粉症、発熱、インフルエンザになったりするんです。
炎症の原因
炎症の原因として考えられるが、オメガ6です。
オメガ6は不飽和脂肪酸の一種で、体内でアラキドン酸に変わります。
アラキドン酸からプロスタグランジンができます。
このプロスタグランジンは炎症物質であり、エイコサノイドの一種です。
炎症自体は、良い意味でも悪い意味でも働いてくれます。
良い意味とは、菌を撃退するためには炎症してくれなければ困るわけです。
その炎症反応を出し過ぎないように抑えている良性のエイコサノイドが存在します。
この良性のエイコサノイドというのが、オメガ3なのです。
オメガ3も不飽和脂肪酸の一種で、
αリノレン酸・ドコサヘキサエン酸・エイコサペンタエン酸です。
魚とかに含まれている油ですね。
一方で、悪性のエイコサノイドというのは、プロスタグランジンなのです。
痛みの元になってくるブラジキニンという発痛物質をこのプロスタグランジンが悪化させる傾向にあります。
例えば、筋繊維の損傷やヘルニアで腰痛の時に痛み。
この痛みの度合は、同じ症状だったとしても様々な原因により、より痛みの感じてしまうことがあります。
この様々な原因の一つがオメガ6から作られるプロスタグランジンだと言われています。
様々な痛みを抱えている人や、花粉症の症状が酷い方は、
まずはオメガ6を減らし、オメガ3の摂取を積極的に行うようにしてください。
蝶形骨を揺らしてみよう
亜麻仁油、えごま油から摂取できるαリノレン酸。
魚から摂取できるドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸。
こういったものを積極的に摂取し、
乳製品、小麦粉などの炎症を引き起こすものは極力摂取しない。
というのが、花粉症に対するアプローチになります。
こういった免疫システムというのをコントロールしている脳の場所があります。
それは、視床下部です。
免疫やホルモンを司っている場所です。
頭蓋骨の可動性や血流量などを高めていくと、頭痛や、モルモンや免疫システムの改善が期待できます。
では、どうすればいいのか?
それは蝶形骨を動かすことによって、結果視床下部に血液を送り出すことができます。
まずは、目の下に頬骨があります。
そこを、内側から外側へとなぞるように押してみてください。
上下に揺らすのもありです。
鼻の通りが良くなったりします。
次に、こめかみの一番凹んでいるところ指で触ると蝶形骨を触っていることになります。
上下に揺らしてみたり、下にグーっと下げてみてください。
あ、赤ちゃんにはやんないでください。
これをすることにより、視床下部に血液が送り込まれやすくなることでホルモンや免疫システムが良くなる。
その結果、花粉症のアプローチに繋がっていくと思います。