IGF問題!牛乳について分析してみる
こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。
牛乳は毎日飲みますか?
牛乳は身体にとってよいのでしょうか?
私個人は乳製品を一切摂取しておりません。
このような食品に関しては、良いのか悪いのか断言できるものではないのですが、私個人の意見としてお話させて頂けたらと思っております。
乳製品に含まれる5大栄養素
①脂質:飽和脂肪酸(パルミチン酸)
②たんぱく質:カゼイン
③ビタミン:加熱処理により消失
④ミネラル:カルシウム
⑤糖質:乳糖(ラクトース)
以上が5大栄養素に含まれる栄養素になります。
まず、この5大栄養素が問題なのか問題でないのかお話していきたいと思います。
①脂質:飽和脂肪酸(パルミチン酸)
一般的には発がん性の高い脂質の種類であること。また、心臓血管系の疾患(動脈硬化など)、肥満の原因であると言われている脂になります。
ただし、飽和脂肪酸が身体に悪いといっても全く摂取しなければ体にとって良質な結果は得られません。
ですので、脂というのはバランス良く摂取していく必要があるということです。
リン脂質やコレステロールは一般的には身体に悪いものとして扱われますが、細胞膜の構成やホルモン産生、脳にも必要なので、全く摂取しないというのも良くないですね。
ただし、現代人は、不飽和脂肪酸よりも飽和脂肪酸の方が多く摂りすぎてしまっています。
その結果心臓血管系疾患になってしまう方が非常に多いので、飽和脂肪酸が豊富に含まれる食材をわざわざ選んで食べる必要はないと言えるのではないでしょうか?
②たんぱく質:カゼイン
一部の研究のお話ですが、例えば、小麦粉に含まれますグルテンも同様、非常に多くのアレルギー炎症反応を引き起こすことが分かっています。
カゼインは自閉症の方、統合失調症の方、いわゆる言語障害の方は、尿中にペプチドが検出されることがあるみたいです。
たんぱく質が消化することで、ペプチドになり、やがてアミノ酸になり小腸で吸収されるというのが基本なのですが、その途中過程であるペプチドが尿として排出されることがあるということです。
つまり、カゼインやグルテンを摂取することによって、腸の炎症作用(リーキーガット症候群)がおき、高分子の状態で栄養が吸収されてしまうことにより、尿中からペプチドがでてしまう。
また、身体の中でモルフィンという物質が生まれ、麻薬であるモルヒネと同じ作用をするという意見も存在します。
カゼインやグルテンの影響で腸の炎症が起きリーキーガット症候群のような高分子の物質を吸収してしまう。
花粉もそうですよね。花粉も分子サイズが大きいので通常の方であればはじいてくれるのです。
脳に対する悪い影響、腸の炎症作用ということも考えると、カゼインは健康を考えるのであれば、良いものとしては扱えないといえるでしょう。
③ビタミン:加熱処理により消失
農家さんは分かっているお話だと思うのですが、
真面目に行っている農家さんは、加熱処理ではなく低温殺菌しているところもあります。
低温殺菌することで、腸の炎症反応などの悪影響を多少防げることが分かっています。
安価な金額で売られている市販の80%近くの牛乳のほとんどは、加熱処理をされてしまっているため、ビタミンはほとんど含まれていないと言えるではと思います。
④ミネラル:カルシウム
おそらく、全食品の中で断トツでカルシウムが入っていて、吸収率が素晴らしいものは他にないのではないでしょうか?
PFCバランス、5大栄養素のことしか考えない方は、
骨粗鬆症の方、もしくは予防に牛乳をたくさん飲むようにすすめている現場はよく見ます。
ところが、どんな栄養素もホメオスタシス(恒常性)といって、バランスを保っているというのが人間なんですよ。
バランスを保とうと、通常の状態に戻ろうとするんです。
人間のカルシウムの摂取量もこのホメオスタシスが存在します。
高濃度で高吸収の牛乳を多量に摂取してしまうとどうなってしまうのでしょうか?
身体の正常な反応として、身体のカルシウム濃度が急激に上昇してしまうと、通常に戻そうとカルシウムを捨てて、下げようとする反応がおきます。
この時に摂取したカルシウムをそのまま排出してくれれば良いのですが、どうやらそうはならないみたいです。
骨の中のカルシウムを捨てる脱灰という反応がおきます。
酪農大国である最も乳製品を多く摂取する地域の人たちですが、骨粗鬆症が多いんです。
多く摂取していても骨は強くないんです。
骨粗鬆症の予防や、骨を丈夫にする目的で、牛乳を多く摂取する行為は違うのではと思うのです。
⑤糖質:乳糖(ラクトース)
日本人が乳製品は向かない理由の一つです。
乳糖(ラクトース)を分解するのに必要な酵素をラクターゼといいます。
人間の身体には必ずそれぞれの栄養素に対して適した消化分解酵素が分泌され、その栄養素がエネルギーや筋肉等に変わっていくのですが、
日本人の成人のほとんどの方は、この乳糖を分解するラクターゼという消化酵素がうまく作れないといわれています。
乳糖が身体の中に入ってきたとしても、それを分解するためのラクターゼがでないということは、消化不良をおこすわけです。
これらを乳糖不耐症と呼びます。
他の国の方達で、昔から乳製品を多く摂取していた歴史がある国々は日本人よりもラクターゼが圧倒的に多く、乳製品が身体に合っている。日本人は身体に合っていないということが言えるのです。
悪影響の原因を考察
マサイ族とか、モンゴルの遊牧民族とか、主な主食は乳製品なんです。
でもこの人たちって乳糖不耐症の方が多いらしいです。でもお腹をくださない。
日本人が同じ生活をすると、全然乳糖が吸収できていないんです。
これはどういうことなのでしょうか?
おそらくではありますが、加熱処理に原因があるのではと考えています。
腸の炎症がおきたり、乳糖が吸収できなかったりするのは、高温の加熱殺菌により、糖化してしまっていることによるもの
乳製品のたんぱく質である、カゼインとかホエイとかが、高熱殺菌をすることにより、糖化してしまう
体の中で順序よく消化吸収されていく生理活性作用というものが、糖化されることによって失われてしまうのです。
失われると、生理活性作用、つまり順序良く吸収されていく反応が失われていくということは、吸収力が上がってしまいます。
はやく吸収されすぎてしまうことによって、胃腸に非常に負担をかけてしまうのです。
本来カゼインは、ゆっくり吸収されていくものですが、糖化されることにより吸収速度が変わってきてしまう。
高濃度、高吸収、高速度で吸収されるものの方が、アレルギー反応が起きやすいので、糖化されてしまったカゼインやホエイを積極的に多く摂ってしまうことで、腸の炎症などが引き起こしやすくなってしまうことが考えられます。
アレルギー発生について考察
アレルギーを発生させる条件は、高熱殺菌処理である可能性があると今までお話してきました。
本当にこれでアレルギー反応がでてしまうのであれば、マサイ族とかモンゴルの人たちは大変ですね。でも大変な目にあってない。
それは、日本の高熱殺菌処理とは違い、かなり低温で時間をかけて、殺菌するんです。
糖化してしまうリスクが非常に低いというわけなんです。
日本人が飲んでいるものと、現地で飲んでいるもの。同じ牛乳でも、全く違うものなのです。
IGF問題
成長ホルモンとか、抗生物質だったりとかを家畜を育てる段階で、投与するのですが、
日本では禁止されているみたいなのです。
なぜかというと、女性ホルモンが過剰に増えすぎてしまうことにより、その家畜を人間が摂取してしまうことにより、さまざまな影響がでてしまうからです。(乳がん、大腸ガン、乳房化など)
ですので禁止しているらしいですが、実際は、日本の牛乳は…
日本の牛は、ほとんどが妊娠している牛から搾乳しています。
出産して後、2~3ヶ月後にはまた妊娠させられます。これのローテーションなんですね。この時ずっと搾乳させられるのです。
人間と同じなんですけど、妊娠している最中というのは、エストロゲンの分泌濃度つまり女性ホルモンの濃度がかなり高いのです。
ということは、日本人みたいにコスト削減して回転率を上げるというようなやり方を行っているところというのは、妊娠中の牛乳ばかり市販で売られているので、
IGFというホルモン物質が非常に多く残った状態で、残留ホルモンが多い状態で売られています。
こういったものを多く摂取してしまうと、乳がん、大腸ガン、花粉症、その他食品によるアレルギーのリスクが上がってしまうということですね。
摂取すべきではない人
牛乳を特にオススメしていない人
摂取しない方が良いと食事指導させて頂く人は以下の通りです。
・花粉症がひどい
・免疫が弱い
あと、腸内環境を整えようとして、ヨーグルトを摂取しようとする方いますよね?
あまり意味ないです…
腸内細菌の数に対して、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の数はたかが知れています。
仮にそこの数が補えたとしても、動物性の乳酸菌というのは、胃酸によってほとんどが死んでしまいます。
死んでしまった乳酸菌は、善玉菌の餌になるので、良い効果ではありますが正直微妙です。
動物性の食品。ようは、乳製品とか肉とかですね。
普段からこういったものを多く摂取している人間というのは、腸内環境が非常に悪いとのこと。
見た目でも十分はっきり分かる位炎症しちゃっているらしいです。
お腹を切って実際に腸を見る方がおっしゃっていました。
これらを総合して、乳製品を摂取するメリットって非常に少ないと考えているのです。
ただ、酪農家の団体、日本の牛乳の学会は、日本のマーケットの市場をおおきく占めるわけなので、メディア等で、今までのお話をしてしまうとヤバいです💦
トランス脂肪酸とかもそうなんですけど、他の国と比べて健康の意識というのは世界的に見ても日本は物凄く低いです。
先進国の中で抗生物質を打っている国上位にランキングしてます。
抗生物質を打たれた乳製品を取り続けると、免疫が弱ります。下剤もインスリン注射も同じです。
外部から薬を摂取し続けると、外部から与えられるのが当たり前になり、本来身体で作れるものが作れなくなってしまう。結果免疫が弱る。
牛が普段から食べている、遺伝子組み換え食品であるトウモロコシもそうですよ。
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