こんにちは!
トレーナー育成講師の井上裕司です。
炭水化物、好きですか?
「ダイエット中は炭水化物を我慢しないと…」
そう思っている方、多いのではないでしょうか?
でも実は、“食べても太りにくい炭水化物”は存在するんです!
そのカギとなるのが「GI値(グリセミックインデックス)」という考え方。
今回は、GI値とは何か?どんな炭水化物を選ぶと太りにくいのか?をわかりやすく解説していきます。

GI値とは?|血糖値の上がり方で太りやすさが決まる
GI値(グリセミックインデックス)とは、食品を食べた後の血糖値の上昇スピードを数値化したもの。
・急激に血糖値が上がる → 高GI食品
・緩やかに血糖値が上がる → 低GI食品
GI値は「ブドウ糖(グルコース)を50g摂取した時の血糖値上昇=100」を基準としています。
つまり、GI値が高いほど血糖値が急上昇しやすく、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が大量に分泌されやすくなります。
そして、このインスリンが脂肪の蓄積を促すため、高GI食品を頻繁に摂っていると太りやすくなるんです。
低GI食品がダイエットに効果的な理由
血糖値が緩やかに上昇する低GI食品には、こんなメリットがあります:
・インスリンの分泌が少なく、脂肪になりにくい
・血糖値が安定し、空腹を感じにくい
・間食・ドカ食いを防げる
実際、高GI食品は血糖値が急降下するため、すぐに空腹を感じてしまう傾向があります。
一方で、低GI食品は腹持ちが良く、満腹感も持続しやすいのが特徴。
「低GI食品だけ食べればいい」は間違い?
実は、運動後にはあえて高GI食品を摂ることをおすすめする場面もあります。
運動直後は、血糖を素早く補給することが筋肉の回復やエネルギー補給に有効。
このときは、高GI食品のような吸収が早い炭水化物が最適なんです。
「え、これ食べていいの?」と驚かれますが、
「いや、食べないとダメです🙅♂️」
これが本音です。
ただし、日常の食事では基本的に低GI食品を中心に選ぶことがオススメです。
オススメの低GI炭水化物
では、具体的にどんな炭水化物を選べばよいのでしょうか?
以下に、私が特におすすめするGI値の低い優秀な炭水化物を紹介します。
✅ 発芽玄米(GI値:低)
玄米よりもおすすめしたいのが発芽玄米。
玄米は栄養価が高い反面、「アブシジン酸」という毒性成分が含まれており、体質によっては合わない人もいます。
ですが、発芽させることでこの成分を減少させることができるんです。
さらに、発芽玄米は以下のような栄養が豊富:
ビタミンB1:糖質の代謝をサポート
ビタミンB6:たんぱく質の代謝をサポート
パントテン酸:ストレスの緩和を助ける
マグネシウム:筋肉のけいれん(足がつる)予防に◎
GI値が低く、栄養価が高い、消化もしやすいという三拍子そろった理想の炭水化物です。
✅ 蕎麦(GI値:中〜低)
蕎麦も低GI食品として有名です。ただし、注意点があります。
それはそば粉と小麦粉の割合。
市販の蕎麦の多くは「そば粉より小麦粉が多い」こともあるため、選ぶ際は以下の表示をチェック!
十割蕎麦:そば粉100% → GI値も低く栄養価も高い
二八蕎麦:そば粉80%・小麦粉20% → こちらもおすすめ
蕎麦の栄養面も魅力的です:
ビタミンB1:糖質代謝をサポート
マグネシウム:代謝や神経の働きを調整
ルチン:強力な抗酸化作用で血管を保護、アンチエイジングにも◎
まとめ|炭水化物は“選べば”怖くない!
炭水化物=太る
というのは、もはや過去の話。
「GI値」という視点で炭水化物を選べば、ダイエット中でも安心して食べられます。
✅ この記事のまとめ
・GI値とは、血糖値の上昇スピードを示す指標
・低GI食品は満腹感が持続しやすく、太りにくい
・高GI食品は運動後など、目的に応じて活用できる
・発芽玄米や十割蕎麦はダイエット向きの優秀炭水化物
※本記事は、新R25に掲載された実績を持ち、トレーナー養成スクールの講師としても活動する井上裕司が監修しています。
健康・栄養・トレーニングに関する一般的な情報提供を目的としており、医療上の診断や治療を目的としたものではありません。
体調や症状に不安がある方は、必ず医師や専門の医療機関にご相談ください。
コメント
[…] 血糖値を上げるというのが特徴です。GI値は100になります。※GI値について詳しく解説! […]