むくみを栄養でアプローチ
こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。
むくみについて、多くの方が悩みとしてもっていて、よく質問されます。
特に女性が多いのではないでしょうか?
朝起きたらむくんでいる。立ち仕事をしていたらむくんでくる。歩きすぎたらむくんでいる。
ふくらはぎ、足首が太くなる。顔がパンパンなど…
果たして【栄養】でこのような悩みは解消できるのでしょうか?
今回はそのむくみについてお話していこうかと思います。
むくみの種類と対策
むくみの種類
むくみの原因には種類があります。
まずは静脈瘤です。
心臓に血液が戻ってくるはずの血管(静脈)の血液が溜まっていくことが原因で起こってしまう静脈瘤。
あとは、リンパによるもの。
リンパは独自では働きませんので、その周囲の筋肉が動かないとか、その周囲の関節の可動域が狭いとか、様々な原因があります。
そういういろんな原因でおきてしまうむくみというものに対して栄養面からアプローチできないかと考えます。
むくみの対策
栄養面から見た時に、なぜむくみが起きるのか。
まず、血液をドロドロにしてしまうのはなぜか?
コレステロール値が高くなってドロドロになってしまったり、血管内にプラーク(できもの)できてしまって、どんどん炎症反応がおき、血管の通り道が狭くなり、そこに血液が流れると、血管の壁に圧が高まり、高血圧になってしまう
まず、簡単なアプローチとしては血液の状態を良くするという面から考えると、
飽和脂肪酸の制限です。
肉やバター、マーガリンに多く含まれる常温で個体の油です。
これに含まれる飽和脂肪酸を減らすことが重要だと考えます。
この飽和脂肪酸ですが、動脈硬化の原因としていわれるのが多いので、摂り過ぎないほうが良いと一般的にはいわれています。
ですが、飽和脂肪酸をゼロにしてしまうと健康状態を損なってしまう可能性があります。
本来は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸をバランス良くが摂るのが大事ですが、日本人の普通の食生活(何も意識していない)をおくっていると、このバランスは崩壊しています。
飽和脂肪酸をゼロにするのではなく、減らす。
肉の量を減らし、不飽和脂肪酸である魚を増やしてあげるとバランスが保たれてくるのではないでしょうか?
これで血液の状態を良くしていきましょう。
摂りすぎ注意の栄養素
ビタミンKは血液凝固作用があります。
血液を固めるんですね。
血液をサラサラにしたい場合は、ビタミンKの摂取のしすぎはオススメしません。
なので、お茶の飲みすぎは気をつけましょう。
特に、抹茶や玉露は非常にビタミンKの量が豊富です。
逆に血液がサラサラすぎて出血が止まらないという方は積極的に摂取したほうが良いですね。
水分の摂取量
水分の摂取が足りないと当然血液はドロドロになります。
水の摂取量も非常に重要です。
だからといって、1日に5ℓを超えてくると水中毒ですので、身体には良くありません。
また、血中の塩分濃度が薄まることにより、命の危険もありえます。
一日3ℓ程度を目安に飲んでいきましょう。
ファスティングを試してみよう
ファスティングに挑戦するのも有りです。
ファスティングを行うことによって、腸内環境が良くなり、血液が浄化され、
ここでむくみの改善がみられるのであれば、それが原因だったと分かるわけです。
【食生活の改善によって治るものだった】
と、確かめることできるのです。
まずは、飽和脂肪酸を摂取しないことで、身体がどう変化していくか実験してみてはどうでしょうか?
できれば、一ヵ月くらい食生活を変えてみてください。
試してほしいこと
・納豆に含まれるナットウキナーゼ
・血小板の働きを抑えてくれるクエン酸
・お魚等に含まれるEPA・DHA
こちらの摂取も意識しましょう。
また、血管内のプラークを防ぐため、
炎症作用を起こしやすいアルコールや砂糖の摂取を抑えることにより、
血管内の炎症反応を抑えることに繋がると思います。
むくみを気にされている方で、
体重、筋肉量、柔軟性
こういったことに問題がないという方は、おそらく摂取しているものに原因がある可能性があります。