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トレーナー育成講師の井上裕司です。
カマンベールチーズは健康的?栄養と特徴をやさしく解説
「カマンベールチーズって脂肪分が多くて体に悪そう…」
「チーズは太る原因になるのでは?」
そんな印象を持つ方もいるかもしれません。確かにチーズは高カロリーな食品ですが、カマンベールチーズは発酵食品でもあり、栄養的に注目される点も多くあります。
この記事では、カマンベールチーズの栄養成分や特徴について、一般的な視点から解説します。日々の食事に取り入れる際の参考になれば幸いです。

カマンベールチーズとは?|白カビが特徴の発酵チーズ
カマンベールチーズは、フランス・ノルマンディー地方発祥の白カビチーズです。表面の白カビ(Penicillium camemberti)により、内部がやわらかく熟成され、独特の風味ととろけるような食感が生まれます。
発酵食品のひとつとしても知られており、熟成によって栄養素や風味が変化する点も魅力のひとつです。
カマンベールチーズの主な栄養成分(100gあたり)
- エネルギー:約310kcal
- たんぱく質:約19g(動物性たんぱく質)
- 脂質:約24g(飽和脂肪酸を含む)
- カルシウム:約460mg
- ビタミンB2・B12:代謝や神経系の働きを支える栄養素
- ビタミンK2:発酵食品に多く含まれる
- 乳酸菌・酵素など:発酵過程で生まれる微生物由来成分
栄養面で注目されるポイント
● カルシウムを含む食品として
カマンベールチーズは、乳製品の中でもカルシウムを比較的多く含みます。カルシウムは骨や歯の形成に関わる重要な栄養素です。
● 発酵食品として
発酵の過程で生まれる菌や酵素は、食品の風味や食感だけでなく、消化のしやすさや保存性にも関係しています。
● 糖質が少ない
カマンベールチーズは糖質量が少なく、低糖質な食事を心がけている方の間でも選ばれることがあります。
食べ方のポイントと注意点
✅ 適量の目安
カロリーが高めなため、**1日20〜30g程度(約1/6~1/4ホール)**を目安に、他の食材とバランスを取って取り入れることが一般的です。
✅ 組み合わせ例
・サラダやナッツ、果物と一緒に
・全粒パンやクラッカーに添えて軽食として
⚠ 注意点
・脂質や塩分を多く含むため、多量に食べるとカロリーオーバーになる場合があります
・ナチュラルチーズ(非加熱品)は妊娠中の方など一部の方に注意が必要です(リステリア菌のリスク)
よくある質問(FAQ)
Q. カマンベールチーズはダイエット中でも食べられる?
→ 糖質は少ないですが脂質が多いため、量に気をつければ間食やおかずとして取り入れる方もいます。
Q. 妊娠中は食べていいの?
→ 一般的に市販の加熱殺菌済(加熱処理済)のカマンベールチーズであれば問題ないとされています。ただし、非加熱のナチュラルチーズは避けた方がよい場合もあるため、購入前にパッケージ表記をご確認ください。
まとめ|楽しみながら栄養を意識するチーズのひとつ
カマンベールチーズは、発酵による特徴的な風味や栄養成分を持つ食品です。
脂質やカロリーが高い点には注意が必要ですが、適量を意識すれば、カルシウムやたんぱく質などの栄養源として活用しやすい一品といえるでしょう。
「チーズ=不健康」というイメージがある方も、一度見直してみる価値はあるかもしれません。日々の食事に、無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか。
※本記事は、新R25に掲載された実績を持ち、トレーナー養成スクールの講師としても活動する井上裕司が監修しています。
健康・栄養・トレーニングに関する一般的な情報提供を目的としており、医療上の診断や治療を目的としたものではありません。
体調や症状に不安がある方は、必ず医師や専門の医療機関にご相談ください。
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