【保存版】パーソナルジムの継続率を劇的に上げる6つのポイントとは?退会を防ぐ仕組み作り
こんにちは!
パーソナルトレーナーの井上です。
~継続率を上げるために必要な6つの要素~
あなたのクライアントは何ヶ月続いていますか?
パーソナルトレーニングの現場では、入会しても「3ヶ月ほどで退会してしまう」という悩みをよく耳にします。本当は10ヶ月、1年と長く続けてほしい。でも、なぜ続かないのか?
今回は、クライアント継続率を上げるために欠かせない6つの視点についてお伝えします。

① 目標設定と中間チェックの重要性
初回カウンセリングでは多くの方が明確な目標を持っています。しかし、時間が経つにつれ、その目標がぼやけてくることは少なくありません。
そこで重要になるのが「中間地点での再確認と調整」。
・目標に対して順調か?
・ペースが遅れていないか?
・逆に早すぎてリスクはないか?
こうした点を口頭で丁寧に伝え、必要であれば方向修正の提案をします。
ただしこれは、「本気で結果を出したい」と思っている方に限ります。
中には「自分のペースで無理なくやりたい」という方もいます。そうしたクライアントに対して、過度な指導はプレッシャーとなり、退会の原因にもなりかねません。
② 栄養・健康指導の質を見直す
トレーニングに加えて、適切な食事指導や健康アドバイスが継続には欠かせません。
クライアントは当初、「トレーニングだけで痩せられる」と思って入会する場合も多いです。しかし、思うように成果が出なければ、栄養や生活習慣の重要性に気付き始めます。
そのときに、
・アドバイスが雑すぎる
・セッション中に軽く触れる程度
・ボディビル的な極端な食事法を押し付ける
・「食事の方が大事」と断言してしまう
といった対応をしてしまうと、「通っても意味がない」と感じ、退会へつながります。
大切なのは、「トレーニングと食事はどちらも大切」と伝えること。どちらも“クライアントの体調と人生を良くするため”という視点を忘れないようにしましょう。
③ トレーニング強度の適正化
「強度が足りないから効果が出ないのでは?」と思う人もいれば、「追い込みすぎて苦痛になった」と感じる人もいます。
ただフォームを覚えるだけで満足し、退会して自主トレに移る
強度が高すぎて嫌になり、運動そのものから離れてしまう
いずれも個人差を見極められていないことが原因です。
強度設定には解剖・生理学の知識が欠かせません。
この方にとって適切な強度は?
トレーニング歴、年齢、目的に応じた調整ができているか?
クライアント一人ひとりに合った負荷設定こそが、継続率の鍵です。
④ トレーナー自身の人間性
相性の問題は避けられないとはいえ、「人としての接し方」が継続を左右するのは事実です。
・丁寧な接客・礼儀・清潔感
・威圧的な言い方になっていないか?
・否定ばかりしていないか?
・笑顔・共感・明るい対応ができているか?
パーソナルトレーニングは“人 対 人”のサービスです。技術と同じくらい、安心して話せる関係性づくりが求められます。
⑤ 情報発信による信頼構築
「このジムに通う価値がある」と感じてもらう方法の一つが、情報発信です。
・SNSでの発信
・セッション中のちょっとした豆知識
・LINEでのフォローやリマインド
クライアントは、「トレーナー=情報を持っているプロ」と認識しています。
定期的な発信は「この人に任せていれば安心」と感じてもらうきっかけになります。
⑥ 楽しく通いたくなる環境作り
運動が好きな人ばかりではありません。「運動が苦手」でも、「パーソナルは楽しい」と思ってもらえたら、それが最高です。
そのために大切なのは“人としての関わり方”です。
▷ クライアントの話を聞く
トレーニング内容も大事ですが、会話そのものが通う理由になることもあります。
▷ 自分の話も適度にする
一方的に質問するだけでなく、自分の話を織り交ぜることで距離が縮まります。話しすぎには要注意。
▷ 共通話題で盛り上がる
趣味、ドラマ、スポーツ、時事ネタなど共通点を見つけて会話を楽しむことで関係性が深まります。
継続率UPのカギは「人」としての向き合い方
継続することの大切さ、運動の楽しさ、体の変化への期待。
それを伝え、感じさせてあげられるのがトレーナーの役目です。
クライアントは、「自分の変化を見守り、喜んでくれる存在」としてトレーナーを見ています。
だからこそ、数あるクライアントの一人としてではなく、“一人の人間”として向き合うこと。
それが結果的に、継続率UPに直結するのです。